2013/01/08

「考えない練習」読了。

いやはや、数年ぶりの読書となりました。

「年間10冊」の目標を掲げてから数日。どんな本を読むべきか考えながらいましたが、本屋で物色していると、このタイトルがふと目に止まりました。
で、最初のページをちらっと読んでみると、
「さあ頑張ろう」と決めたはずが、心が勝手に「でも失敗したら嫌だしメンドクサイからやーめた」と考え始めてしまったり。忘れたい出来事を心が勝手に「ああ、今日は嫌な一日だったなあ」と何度も考えてしまったり。あるいは一〇分休憩するつもりが、心が勝手に「このまま一時間さぼっちゃおうかな」と考え始めたり。 P5
あっ、完全に見透かされてる!確かに本屋をウロウロしながら、このまま気に入った本がなければ、「今日はいいかな」と思ってる心が完全に見透かされてる。
自分で立てた目標を早速サボろうとしている自分を、この本が思い止まらせてくれるかもしれない。という思いで購入。

内容的には、現代は常にイライラや不安を感じながら生きていて、それは「考えすぎ」が原因である。といって、考え過ぎないようにと考えてしまったり。人は無意識のうちに考えすぎなんだと。

これは思考を制御できていないから。思考の制御は瞑想法などあるが一般人にいきなりは難しいから、こういう方法があるよと、第2章で「話す」「聞く」「見る」「書く/読む」「食べる」「捨てる」「触れる」「育てる」とそれぞれ五感を研ぎ澄ますための練習法を述べておられます。
まず、ウェブログや記事を書くことがありましたら、その際の下原稿の段階は手書きで書いてみることをお勧めいたします。<中略> キーボードで文字を打つと、手で書くよりもはるかに速いスピードで書けてしまいますので、高速の思考に支配されたまま、それがそのままそこに出てしまいがちのように思われます。 P126
上の文章は「書く/読む」から。なるほど、五感を研ぎ澄ますための手段として、高速でキータッチするよりも、一文字一文字考えながら文章を書いてみようと。いいですね。とキーボードを叩きながらこの文章を書いています(・_・;)

このように、今からでも簡単にできる練習法が書かれているので、自分ができそうなのをやるだけでもいいのかと思いました。ちゃんと書いてくれています。
ちなみに、この「仏教」の「戎」というものは、校則や法律とは違って強制されるものではなく、自分が自分に課すものです。守るか守らないかはその人の自由。仏道は、歩みたい人が勝手に歩めば良いのですから、去るものは追わず、来るものは拒まず、が基本です。 P205

書いている方がお坊さんなので、当然文章の中に仏道の言葉がたくさん出てきます。「八正道」や「十善戒」などなど。自分の知らない言葉を新しく知るという行為を久しぶりに体験することができました。

ネットの情報だけでは知ることの出来ない知識が詰まってて、やっぱり読書っていいですもんですね。



by 通販最速検索 at 2013/01/08

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