2014/10/12

鈴木清剛「男の子女の子」読了

最近また、本を読んでみようかなという気持ちになり、先月辺りから読み出している。ジャンル的にはミステリーやオカルト、ホラーではなく、日常を綴った小説など。

男の子女の子 (河出文庫)


<男の子と女の子ーーーつなげれば即席の永遠ができあがる。美大の予備校に通うイツオとサワ。その二人の日常に突如現れた年上の女性、ナツカワハルミ。三島賞受賞第一作のキュートでせつない長篇恋愛小説>



なんて、裏に書いてあるので読んでみた。
読み終わって、なんだったんだろうとういう感じ。

ハルミは最初から最後まで不思議ちゃんで、途中サワのアパートにドロボウが入るんだけど、その後の進展なし。というか、このドロボウ不信感がハルミを怒鳴る原因にもなっているんだけど、なんだかって感じ。いきなり失踪したサワにしても、新しい男ができたわけでもなく。
しかし、この物語の進み方して、そのうちひょっこりアパート整理にサワが出てきそうな雰囲気は残してたかな。

結果として、なんだかスッキリしない終わり方でした。ネットでも賛否両論あるようで、またこの方の他の作品も読んでみようと思った次第です。

※「消滅飛行機雲」という作品に続編のようなものが収録されているらしいので、それ読んでみようかな。

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