2014/11/05

恩田陸「ライオンハート」読了

ライオンハート (新潮文庫)
いつもあなたを見つける度に、ああ、あなたに会えてよかったと思うの。会った瞬間に、世界が金色に弾けるような喜びを覚えるのよ……。17世紀のロンドン、19世紀のシュプール、20世紀のパナマ、フロリダ。時を越え、時空を超え、男の女は何度も出会う。結ばれることはない関係だけど、深く愛しあってー。神のおぼしめしなのか、気まぐれなのか。切なくも心暖まる、異色のラブストーリー。

恩田陸の小説は、blog記事には書いてないけど、「夜のピクニック」、「光の帝国―常野物語」と読んで3冊目となる。最近この人にハマった感じでしょうか。
物語の体は、男女のすれ違いを綴った5篇の短篇集。しかしそのすれ違いが1603年から1978年の間に5回。また年代通りではなく、時代を遡ったり未来だったり。相手が一方的に会うべき相手を知っていたりとかなりSFでいてロマンチックなストーリー。

面白かったなぁ。だいぶハマって読んでしまいました。

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